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zoom RSS 「ものの見方」オンライン白熱授業

<<   作成日時 : 2012/01/31 06:16   >>

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「ものの見方」オンライン白熱授業

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問題1:『円』に見えたマグカップの謎

 まず、次の写真をご覧ください。

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どこにでもある普通のマグカップです。Aさん、Bさん、Cさんに、このマグカップの絵を描いてもらいました。
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Aさんは横から、Bさんは上から見たようですが……。おやおや、Cさんはどうやら『円』を描いています。さて、Cさんはいったいどこから見たのでしょうか。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 この問題、会場でやると正解率は約5%。意外と難問のようです。取っ手を見えなくするには……そう、正解は、「コップの中」です。自分がコップの中に入って上を見上げれば、『円』に見えるはずですね。「な〜んだ」と思うかもしれませんが、なかなかコップの中に入って上を見上げるという視点を思いつく人は少ないのです。

【レッスン1:視点を自由に動かせるように普段から心がけよう】

問題2:失敗のメリットは?

「ものの見方」を変えるとは、出来事の定義を変えることでもあります。要は、自分の言葉の辞書を書き換えてしまうのです。たとえば、「失敗」と聞くと「よくないこと」というふうに思いませんか? しかし、失敗したからこそ気づいたことや得られることが必ずあるはずです。では、試しに「失敗のメリット」を5つ挙げてみてください。(制限時間1分)

☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 どうでしょう。5つ以上思いつきましたか。たとえば、次のようなものです。

失敗のメリット:
・ うまくいかない方法がわかる
・ 成功に一歩近づく
・ 人の気持ちがわかる
・ 自分の幅が広がる
・ 自分をネタにしたジョークが一つ増える

 研修などでこのワークをやると、皆さん、なかなか苦戦しているようです。
それは、ふだん、世間一般が決めた定義から離れられず、それを当たり前と思い込んで、自分で新しく意味を見つけるという思考をしていないのですね。

 私はふだんから、こうした『意味の置き換え』を訓練していますが、これが習慣化してくると、問題が降りかかってきても、まずプラス面を探そうという意識が先に立つようになります。すると、どんなマイナスの出来事も、プラスに変える力が身につくのです。

 たとえば、待てど暮らせど仕事の依頼が入ってこない時期があっても、それは「自分のサイトの内容を練り直す時間」ができたのです。また、いろいろな親の面倒、子どもの世話、加えて仕事の締め切りが折り重なり、どうにもいかなくなったときには、「新しい生活のパターンを試すチャンス」(朝5時に起きてみるなど)なのです。

【レッスン2:マイナス言葉は、自分なりにプラスに置き換えよう】

 かつて、同じ日に英語講師を務めていたスクールが閉鎖になり、同時に連載を書いていた雑誌が休刊になったことがありました。以前の自分なら「なんて、俺はついてないんだ!」と憤慨したはずですが、意味を置き換えた自分は「同じ日に重なるなんて、きっと神様から次のことをしろというお達しに違いない」と意味づけし、実際、これを機に、新たな事業をスタートしました。ある意味、こうした楽天的発想を無理矢理にでもすることが必要なのです。英語のフレーズにありますが、
Optimism reflects your focus.(楽観主義は、視点に影響を与える)
まさにそのとおり!

問題3:温泉街にお客様を呼びたいが、お金はない……。

 今度は、実在する、ある山あいのひなびた温泉街の話です。ここでは、これといった繁華街もなく、夜7時ともなると店のシャッターは閉まり、メインの通りは暗闇に包まれてしまいます。このままでは、客足も離れる一方です。さて、あなたなら、この温泉街、お金をかけずにどのように活性化しますか?(制限時間1分)

☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 どんなアイデアを思いつきましたか。この場所は、群馬県の四万(しま)温泉。旅館の女将や若旦那たちが頭をひねって考えた方策は「ちょうちんウォーク」でした。

 つまり、「暗い」=デメリットととらえず、暗いからこそできることはないかと考えたのです。暗い中、各旅館が貸し出す風情あるちょうちんを掲げ、そぞろ歩きをするというこのイベントは、都会の人の心をグッとつかみ、このイベント目当てに大勢の宿泊客が訪れるようになりました。与えられた制約を逆手にとった、四万温泉の皆さんの視点は素晴らしいと思います。

【レッスン3:デメリット=悪いこと、という枠にはまってはいけない】
問題4:店長の一言で、やる気度アップ!

 次は、あるファミリーレストランでの店長と、アルバイトの大学生との話です。彼女はウエイトレスとして長年がんばっていましたが、ある日突然、店長に「辞めたい」と言ってきました。仕事熱心でとてもいい子です。店長がその理由を聞いてみると……。

「だって、毎日、する仕事が同じで。だんだん飽きてきてしまったんです」と言うのです。確かにウエイトレスの仕事は、日々同じことの繰り返しです。さて、もしあなたが店長なら、この子になんと声をかけてあげるでしょうか?

☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 これも実際にあったエピソードです。アルバイトのMさんは、実際、店長に次のように言われ、「あっ、そうかもしれないな」と我に返り、その後、またやる気を出してがんばったそうです。その言葉を紹介します。

「そうだね、確かにする仕事は同じだよね。でも、来るお客さんはどうかな? 頼むものは? そのときの気分は? きっと違うと思うんだ。Mさんは、毎日変わらないところしか見てない。だから、つまらないんだ。でも、日々違うことだってたくさんある。要は、どこを見て仕事をするかなんじゃないかな」

 この店長のセリフはお見事です。部下のやる気に火をつける、こんな言葉をかけてみたいですね。

【レッスン4:どこに視点を置くかで、やる気も変わる】

問題5:ある百貨店の生き残りをかけた一大決断とは?

 次の問題は、実在する都内の某百貨店が舞台。有名店がひしめきあう激戦区です。あなたはA店の社長に就任したばかりです。ところが、売上げは伸び悩む一方。若者はブランドショップの品揃えが豊富なIに流れ、やって来るのはミセスや中高年ばかり。さらには来年、全国規模のTが出店予定です。さて、こうした窮地の中、どのようにこの百貨店を差別化すればよいでしょうか。次の3つから選んでください。(制限時間1分)

1 ブランドショップを増やす
2 中高年層に特化する
3 若者向けのテナントを多く入れる

☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 これも、実際にあった話です。1990年代の後半、新宿の京王百貨店では、この先どのように店を差別化していくかという難問を突きつけられました。新宿には若者には抜群の人気のある伊勢丹、また高島屋も出店してきます。ほかと同じように、若者&ブランド志向を続けていては、到底勝ち目はありません。

 そこで当時の社長は、一大英断をしました。それは、「新大衆百貨店」というコンセプト。それまで百貨店というと、高級感を売りにしていて、若者から高齢者まで幅広い層をターゲットにしていましたが、思い切って中高年に的を絞ったのです。正解は、2の「中高年層に特化する」でした。そして、ブランド志向をやめ、エルメスやルイ・ヴィトンのテナントを撤去しました。また価格帯を下げ、品揃えも中高年に受けるようなものを揃えたのです。

 こうして見事に京王百貨店は生き残り、「中高年の百貨店といえば京王」という差別化に成功したのです。この例のポイントは、「若者が来ない」というデメリットを「ならば、中高年をターゲットに絞る」という視点の転換があったからですね。

【レッスン5:若者が来ないほうが、中高年に特化しやすい】

 全5問のうち3問以上、正解した方は、「ものの見方」のセンスがいい人ですね。
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
会長、こんにちは。
「ものの見方」シリーズ、大変興味深く拝読させていただきました。
「笑い」というものも、「ものの見方」に大いに関係あるような気がしています。
物の見方・とらえ方をちょっとズラすことで、驚きと発見、そして笑いが生じるのかなと思います。
そういう意味では、「大喜利」っていうのは、いい訓練になりそうですねぇ。
まん丸
2012/01/31 14:05
こんばんわ

まん丸さん

ものの見方によって、かなり考えも変わると思います。

「やぶにらみ」というのでしょうか?

「あまのじゃく」とでもいうのでしょうか?

そんな人生を歩んでみたいものだと思います。

「大喜利」 最高の練習だと思います。

4コマ漫画のストーリーを考えるに通じるものがあるように思います。
ずくなし
2012/01/31 20:01
こんばんわ。
今回の記事はとても勉強になりました!
ものの見方、深いですね。
かみたりな
2012/01/31 22:47
ホゥ〜イ

かみたりな さん

参考にして頂けたら幸いです。

何気なく皆やっていることなのですが、

改めて文章化されると、

へぇ〜 と思うものです。

面白そうな記事を掲載しますね。(=^_^=)
ずくなし
2012/02/01 06:34

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