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<<   作成日時 : 2012/02/01 06:37   >>

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「ものの見方」を変える8つの切り口

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「逆転発想」「新しい価値」「高いビジョン」など、知っていると「ものの見方」を変える達人になれるツールを紹介します。今回の記事は保存版として取っておくことをおすすめします。いつか必ず役に立つはず!

「逆転発想」「新しい価値」「高いビジョン」など、知っていると「ものの見方」を変える達人になれるツールを紹介します。今回の記事は保存版として取っておくことをおすすめします。いつか必ず役に立つはず!

2.新しい価値

 これは、いままでにない使い方や利用法を見つけ出すことです。「葉っぱビジネス」で有名な徳島県の株式会社いろどりは、それまで誰も価値を見出さなかった山の葉っぱに商品価値を見つけ、これを村起こしの一大産業に育て上げました。

 つまり、山の葉っぱを料理のツマとして商品化し、四季折々のツマ物を全国に出荷するシステムをつくったのです。都会の日本料理店にとっては、お金を出しても欲しい商品だったわけですが、その価値にそれまで誰も気づかなかったのです。

 このように、目の前の状況や事象の見方を変えて、新しい価値を生み出すという発想は、リソースが限られているいまの時代にこそ、最も求められる発想であると感じます。
3.高いビジョン

 高いビジョンを掲げることで、その仕事の価値そのものを高めることができます。たとえば、ガード下などでやっている靴磨きの仕事。汚れるし、寒いし、辛そうで、若者は誰もやろうとは思わないでしょう。

 しかし、ある一人の若者は、はじめから「足元から日本を変える!」という高いビジョンを持ち、カフェのメニューのようなおしゃれなボードを看板にして、道端でサラリーマンの靴を磨きました。それに目を留めたある経営者の方が、この若者は違う!と感動し、彼のサポートを申し出ました。

 彼はいま、ブランド店のひしめく南青山の一等地にカウンターバースタイルの靴磨き店「ブリフト・アッシュ」を構えるまでになりました。その技術は確かで、全国の革靴愛好家から革靴磨きの注文が宅配で届き、また企業単位で靴磨きも受注しています。どんな仕事も、高いビジョンを掲げることで、いまの現状を脱却できる可能性が必ずあるのです。
4.ゼロベース

 ものごとを考える際には、どうしても現状からスタートしてしまいます。しかし、発想の転換を求める際には、現状は障害となります。「現状はさておき、そもそも、本当は何が求められているのか?どんなものがあったらいいのか?」という問いかけが大事なのです。

 いまは亡き、かのスティーブ・ジョブズは、この思考に極めて長けていました。アップルコンピュータ、iPod、iPhone、iTunesなど、どの製品をとっても、技術的な制約を無視してまでも「人が使いたくなるデザイン、喜ぶサービス」を徹底的に追求しました。

 多くのアーティスト、レコード会社の反対を押し切ったiTunesのように、かつてはアルバムCDで買っていた音源を、一曲ずつダウンロードできてしまう仕組みなんて、ゼロベースでなかったら絶対に考えつかないアイデアに思えるのです。

5.Bird’s-eye

 目の前の問題に押しつぶされそうになっているときには、視野が狭くなっています。自分だけが悲劇のヒロインで、解決策も見えず、何も打つ手がないように感じてしまうのです。

 そんなときは、鳥になったつもりで、少し高いところから引いて見るようにしましょう。不思議なことに、引いて見ると、問題が小さくなったように思えるのです。高い展望タワーに登って街を見下ろすだけでも効果があります。行き詰ったら、ぜひ高いところに登ってみてください。
6.タイムマシン

 先のBird’s-eyeは、物理的に引いて見る視点でしたが、タイムマシンは、時間的に先に飛んでみるイメージです。つまり、「いまだけで結論を出さず、いまからはじまる1年、3年、5年のスパンでプラスになればいい」という考え方です。

 私がかつてコンサルティング会社に在籍していたとき、上司からマニュアルの翻訳を命じられたことがあります。はっきり言って、本流の仕事ではなく、いわば窓際の仕事。はじめは腐っていましたが、途中から「きっと将来、どこかでこの経験が役に立つ」と何とか自分を奮い立たせ、翻訳グループをつくって、なんとかこの作業を終わらせました。

 そして10年後。私は翻訳家としてデビューしていました。いま思うと、あのときの翻訳の経験が、この仕事ができるかもという自信を与えてくれたのです。10年のスパンで考えたら、あの経験がきっかけで翻訳ができるようになったのだから、感謝ですね。
7.IF(もし〜)

「もし、1億円あったら?」「もし、自分が社長だったら?」のように、IF(もし〜)という実際にはありえない条件を設定することで、発想のブレークスルーを起こすことができます。

 ある化粧品メーカーで研修をしたときの話です。そのメーカーでは、ふだんは、現場で何かアイデアがあっても、いつも却下されてしまうことが多く、現場のスタッフからもあきらめムードが広がっていました。

 しかし、「売上げを上げるためにできることは?」というディスカッションで「ここで出たアイデアは、必ず担当部署に伝えます。なので、もし何も制約がないとしたら、どんな工夫ができるかを考えてみてください」というふうに、IFの力を借りた設定をしたところ、驚くほどユニークで多彩な、光るアイデアがたくさん出てきたのには感心しました。ぜひ、皆さんの会社でもやってみてください。

8.視点移動

 これは、意識的に見る対象を変える方法です。ベンツを買おうと思った日から、街でベンツがやたらと目につくようになる現象と同じです。これは心の中で「ベンツ、ベンツ」と強く思うことで、潜在意識がその情報をキャッチしようと動き出すのです。

 私たちは、意識をしないと、悪いマイナスの情報ばかりが飛び込んできます。仕事では景気が悪い、倒産する会社が増えている、また人間関係では、相手の悪いところや悪い癖ばかりが目につくようになります。思い当ることはありませんか。

 そこで、強制的に「よい情報、相手のよい面」をキャッチしようと視点を変えるのです。

・今日できなかったことではなく、できたこと
・自分に足りない資格や経験ではなく、自分にすでにある力
・相手に対して頭に来た点ではなく、自分にはないよいところ

 これは習慣なので、毎日練習することで誰でも身につけることができます。そうすると、自信が生まれたり、周りのせいにしなくなったり、自分の中で変化が起きてきます。

 私は基本的にはマイナス思考で、いつも自分にはないものばかりを嘆いていましたが、あるときから、自分にあるもの、できること、に意識を切り替えたときから、不思議と自信が湧いてきたことをいまでも覚えています。見る対象を変えることで、自信も身につけることができるのです(詳しくは、第3回「たちまち自信が湧いてくるものの見方」をご参照ください)。
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